将棋界初の「中学生五段」に昇段した藤井聡太五段(15)が師匠の杉本昌隆七段(49)と公式戦初対戦する第68期王将戦1次予選2回戦の日程が決まった。関西将棋会館で3月8日に対局する。日本将棋連盟が14日、発表した。

 藤井は今月5日に王将戦1次予選1回戦で南芳一九段(54)を破り、2回戦に進出。同2回戦で、師匠と対戦が実現した。

 藤井は小学4年で弟子入り。師弟対決に「対局に臨むからには全力を尽くしたい」と意気込んでいる。愛弟子との初対決に杉本は「いつかは対戦すると思っていた。早かったという思いもあるが、公式戦での対局は弟子の成長を実感できひとときになるはず」と心待ちにしている。