カーリング女子日本代表「LS北見」の地元、北海道北見市の銘菓「赤いサイロ」が脚光を浴びている。創業83年目の老舗菓子店、清月のチーズケーキで、17日OAR戦の軽食をほお張る「もぐもぐタイム」に、LS北見の選手が食べている映像がNHKの公式ツイッターで拡散し、一躍注目の的に。注文が通常の10倍という盛況ぶりに、清月の渡辺主人(もんど)社長(47)は増産体制を指示。思わぬ五輪特需が広がっている。

 「赤いサイロ」(5個入り税込み840円)を購入し、取材の合間に1人「もぐもぐタイム」を実践した。箱を開け、フィルムから取り出す。外見はチーズケーキと聞いてイメージする三角形ではなく円形。直径は4センチほどで平昌五輪のメダルに比べると1回りほど小ぶりのサイズが間食にはちょうどいい。

 濃厚なチーズの香りに包まれながら、一口食べるとしつこくない甘さでさっぱりとした味わい。食感はカステラほどの重厚さはなく、シフォンケーキやスフレのような軽さで後に残らない。北海道産の牛乳やバターなどが調和し、アイスクリーム好きで毎日甘いものを摂取する記者も満足だ。聞くと賞味期限が2週間で、遠征時の持参品に好まれる理由がわかる。