19日に投開票された埼玉県久喜市の市長選など地方自治体の首長選挙で、自民党が推薦した現職が相次いで敗れた。
任期満了に伴い3候補の戦いとなった埼玉県久喜市長選は、自民推薦の現職で3選を目指した梅田修一氏(51)が、元市議の新人、貴志信智氏(39)に敗れた。市のホームページによると、初当選した貴志氏と梅田氏の差は1万6000票あまりの差がついた。投票率は50・01%。
千葉県東金市長選では、自民が日本維新の会、国民民主党とともに推薦し、3選を目指した現職の鹿間陸郎氏(75)が、元市教育委員の新人、山下美紀氏(50)に敗れ、愛知県あま市長選でも、自民と維新が推薦し、5選を目指した現職の村上浩司氏(63)が、新人の元市議、八島堅志氏(39)に敗れた。
福岡県では、嘉麻市長選で自民、公明両党が推薦し、4選を目指した現職の赤間幸弘氏(63)が敗れ、元市議の新人、佐伯憲子氏(64)が初当選。朝倉市長選でも、自民推薦の現職、林裕二氏(75)が敗れ、元市議会議長の新人、中島秀樹氏(62)が初当選した。
宮崎県小林市長選では、自民推薦の現職で3選を目指した宮原義久氏(63)が、元市議の新人、堀研二郎氏(41)に敗れた。
地方の首長選挙では、今年3月の石川県知事選や東京・清瀬市長選、今月12日の東京・練馬区長選など注目の戦いで、自民党が推薦した現職や新人候補が相次いで敗れている。高市早苗首相の人気で、2月の衆院選では歴史的圧勝を収めた自民党だが、今後も続く地方自治体の選挙や来春の統一地方選での勝利に向けて、なかなか流れを変えられない状況に陥っている。

