2020年東京五輪(オリンピック)・パラリンピック大会組織委員会は28日、マスコット審査会を開催し、名前の公表を7月の五輪開幕2年前を盛り上げる一連のイベントの中で行うと発表した。これまでは6月中に公表する予定だった。発表イベントと同時に、マスコットのグッズ販売も行う予定だという。

 会議の中で、名前の候補案の順位を決定。先月10案に絞った後、国内商標調査と英語(英、米それぞれ)、フランス語、スペイン語、ドイツ語、ロシア語、アラビア語、中国語、韓国語に照らし合わせ、中傷、差別やハレンチな意味が含まれていないかをチェックした。

 それぞれ8案が残り、この日の投票で五輪、パラそれぞれ1~8位を決めた。出席した12人の委員が1位=3点、2位=2点、3位=1点で投票した。生駒芳子座長は「接戦だった」と語った。

 今後、国際オリンピック委員会(IOC)が国際商標調査を行う。それを通過したもので、投票上位の中から、名前が決まる。