自民党の石破茂元幹事長は10日、自民党本部で行われた党総裁選(20日投開票)の候補者共同会見で、安倍晋三首相の手法への評価を問われて、「これでいくと定められて、もう、とにかく突破していく手法。織田信長みたいな感じで、1つ1つ難題を乗り越えていくと思っている」と、織田信長にたとえて述べた。

「6年の安定政権を築いた。最近では誰もなし得なかった。安定政権を運営されているは特筆すべき」とも評価した。その上で、「私は、法律や予算が、成立すればそれでいいとは思わない。反対されても、どういうものかご理解をいただかないといけない。特に、憲法や社会保障が国論を二分していいとは思わない」と主張。「政府は逃げていない、お願いだからわかってと(国民に説明する)手法をとっていきたい」と、述べた。

一方、首相は、石破氏に第2次安倍政権で幹事長や地方創生相などを努めてもらったことを挙げ、「日本を担う大変有為な人材だ」と応じた。