任期満了に伴う山梨県知事選は27日、投開票され、自民党が総力戦で支援した元衆院議員長崎幸太郎氏(50)が、野党が支援し再選を目指した現職の後藤斎氏(61)ら3人を破り、初当選した。

自民党に逆風が吹いてきた12年に1度の「亥(い)年選挙」の初陣で、終盤まで長崎VS後藤の激戦だったが、自民党が強引なまでの組織戦で制した。第1次政権時代の亥年選挙が退陣につながった安倍晋三首相も、胸をなで下ろした格好。投票率は57・93%(前回比16・08ポイント増)。

肝いりの与野党決戦を制した二階俊博幹事長は27日夜、党本部で「幸先の良いスタートが切れた」と強調した。春の統一地方選や衆院沖縄3区、大阪12区の補選、参院選に弾みを付けた格好だ。一方、立民の長妻昭選対委員長は談話で「政府・与党は、陣営を締め付け、がむしゃらな選挙を展開してきた」とした上で、「もう1歩及ばず、(後藤氏の訴えに)賛同する声を結果に結びつけることはできなかった」と振り返った。