朝日新聞サービスアンカー(ASA)で働きながら学業を両立させた奨学生を送る「朝日奨学会卒業記念祝賀会」が17日、都内のホテルで卒業生ら382人を招いて行われた。

第1部の式典では、本橋常彦新聞販売従業員共済会理事長、増井一実朝日新聞東京本社販売局長らから、卒業生に祝福や感謝の言葉が贈られた。卒業生総代として佐藤賢太さん(ASA八王子南口)、奨学会賞を代表して、トゥルトルガ・ノミンエルデネさん(モンゴル=ASA恵比寿)、日本語能力試験N1合格者を代表して、レ・ヴァン・トァンさん(ベトナム=ASA富士見台)、日本語学校無遅刻・無欠席達成者を代表して、アチャルヤ・サビナさん(ネパール・ASA大宮中部)らに表彰状が授与された。

総代の佐藤さんは「苦しい時もあったが、販売店のみなさんや学校の先生に励まされて乗り越えられた。支えてくださったすべての人に感謝したい」と述べた。第2部の祝賀会では、卒業生の写真によるスライドショーが行われ、大いに盛り上がった。朝日奨学会は1968年発足。出身者は9万5000人を超える。