令和“発祥の地”福岡県太宰府市の楠田大蔵市長(44)は1日、ふるさと納税企画として令和にまつわる観光ツアーのプランを明かした。NHKで1月2日放送の「ブラタモリ×鶴瓶の家族に乾杯 新春SP『太宰府天満宮』」で、タモリと笑福亭鶴瓶が回った太宰府天満宮や大宰府政庁跡、四王寺山や水城に加え、令和ゆかりの地を入れたコースを想定しているという。

楠田市長は、新元号が決まった4月1日に、引用元の万葉集「梅花の歌」の序文の歌碑を作る意向を明かした。同25日の会見で、金属製のモニュメントを作製し1万円を寄付した人の名前を刻み込む、ふるさと納税企画として発表し、同26日から募集を始めた。

観光ツアーについては、NHKの放送後、タモリと鶴瓶が回った各所をコースにした、ふるさと納税企画を思いついたが、新元号が決まり、令和ゆかりの地も加えるプランに変更。序文を詠んだ大伴旅人の邸宅跡とされる、坂本神社などもコースに入りそうだ。楠田市長は「夏から秋口にかけ、モニュメントに参加いただいた方に除幕式のようなものを行い、その方々優先でツアーを行った後、一般に広げたい」と語った。

また「将来的にモニュメントとは別に石碑も考えていかないと」とも語った。【村上幸将】