自民党は7日、参院選の公約を決定し、岸田文雄政調会長が党本部で会見して発表した。

特に訴えたい6項目を特に強調。安倍晋三首相(党総裁)が20年までに目指すとした憲法改正は、「早期の憲法改正を目指す」と記し、首相の思いをくんだ形になった。ただ、首相が意欲を示す「20年」という時期については、「党として確定したものはないと認識している」(岸田氏)として盛り込まれなかった。最初の項目には外交・防衛を打ち出し、世界の首脳と会談したり、「令和」の文字を横に会見する首相の姿が、まるで「写真集」のように掲載された。

一方、首相が衆参ダブル選挙に踏み切った場合、この公約を生かすのかと問われた岸田氏は「仮定の話に基づいて答えるのは控えたい。これは参院選の公約だ」と述べるにとどめた。