麻生太郎財務相(78)は14日、衆院財務金融委員会で行われた「老後2000万円問題」に関する質疑の中で、自身が年金をもらっているかどうかを野党議員に問われ、「記憶がない」と述べる場面があった。

立憲民主党の大串博志議員に「年金を受け取っていますか」と問われ、「秘書に任せると言った以外、正確な記憶がない」と述べた。「老後の年金不安を考えるか」と指摘されると、「私自身は、年金がいくら入っているか心配したことがあるかというと、ございません」とも述べた。

大串氏は「自分が受け取っているかどうかを知らない人はいない。国民はみんな不安に思っている。国民に寄り添う発言ではない」と、批判した。

麻生氏は、一族を含めて資産家で知られる。