【エリザベート上演中】花組トップ永久輝せあ「“死”の先に愛があれば」インタビュー

花組トップ永久輝せあが、兵庫・宝塚大劇場で、主演ミュージカル「エリザベート-愛と死の輪舞(ロンド)-」に臨んでいる。1992年のウィーン初演以来、世界各国で上演される名作。宝塚では18年月組以来8年ぶり、花組では14年以来12年ぶりの上演で令和では初。タイトルロールのエリザベートは、トップ娘役星空美咲。主演の永久輝は開幕前にインタビューに応じ、思いを語った。宝塚公演は10月17日に初日を迎え、11月22日まで、東京宝塚劇場は12月19日~27年2月7日。

演劇

◆永久輝(とわき)せあ8月8日生まれ、東京都世田谷区出身。11年入団。雪組配属。15年「ルパン三世」で新人公演初主演。新人4回主演。19年「PR×PRince」で宝塚バウホール単独初主演。同11月、花組へ。24年5月、柚香光の後任として花組トップ就任。御園座「ドン・ジュアン」で星空美咲とのトップコンビお披露目。身長170センチ。愛称「ひとこ」。

ミュージカル「エリザベート」への意気込みを語った花組トップ永久輝せあ(阪口孝志)

ミュージカル「エリザベート」への意気込みを語った花組トップ永久輝せあ(阪口孝志)

高1冬に映像見て「一度は出てみたいな、と」

-花組でエリザベートを上演すると聞いた時は

永久輝素直にうれしかったですね。私は高校1年生の冬に「エリザベート」を映像で拝見してから、ものすごくハマって、宝塚にもより深くハマって受験を決意したというくらいの作品でした。この劇団に在籍していながらも「いつかエリザベートには一度は出てみたいな」というふうにずっと思っているくらい好きな作品だったので、単純に出演できる喜びをとても感じました。

-トップとしてトートを演じる

永久輝出演できることはうれしかったんですけれども、トート役は想像しただけでも難しいお役。この人気のある、歴史のあるミュージカルにトート役として務めていくことにはとてもプレッシャーは感じましたね。「できるのだろうか」とお話をうかがった時点はすごくドキドキしました。

-前夜祭を受けての手応えは

永久輝お稽古が始まって2週間と少しで前夜祭の本番だったので、お稽古も1幕、2幕に入っていない状況だったので、役の全貌(ぜんぼう)も見えない中で、役として少しでも成立した姿をお見せしたいと臨んだんですけれども、どうだったのかな。とても緊張したのが印象に残っているんですけど、一度、初日より前にお客さまの前に立てたのは自分の中で糧にはなったかなと思っております。

-トートは拒絶され続ける。共感が難しい役どころでは

本文残り81% (5032文字/6229文字)