昨日7日まで七夕で盛り上がっていた東京ディズニーリゾート(TDR)が水放射で暑さを吹っ飛ばして、涼を奏でる夏のイベントを9日から東京ディズニーシー(TDS)と東京ディズニーランド(TDL)で始動させる。8日は報道発表を兼ねて快調な“水のぶっ放し”が展開され、ゲスト(来場者)の笑顔と歓声で両パークがどよめいた。

TDSでは「ディズニー・パイレーツ・サマー」と題して、どこに目や足を向けても映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」の世界で染められている。メインのエンターテインメントプログラムではメディテレーニアンハーバーを舞台に総量約34トンが放水され、ゲストは海賊にバケツやホースでまいた水でびしょぬれにされた。傍若無人の振る舞いをするキャプテン・ジャック・スパロウの活躍に熱くなるぞ!

TDLでは「ドナルドのホット・ジャングル・サマー」のタイトルでドナルド・ダックを夏イベントの主役にすえて、猛暑を乗り切っていく。6年ぶりにシンデレラ城の前で昼も夜もメインプログラムが組まれ、昼は「ジュディとニックのジャンピン・スプラッシュ」、夜は「オー!サマー・バンザイ」が上演される。それぞれ放たれる水は15トン。昨年実施された「サマービート」が総量7トンだったので、前年比で水量は倍以上になる。

この夏のイベントは、9月1日まで開催される。今後、TDSでは23日に総投資額約180億円の新規大型アトラクション「ソアリン:ファンタスティック・フライト」がスタートし、同日、3カ月半休止していた「ハンガーステージ」で新規ショー「ソング・オブ・ミラージュ」が始まる。