れいわ新選組の山本太郎代表は24日、自身のツイッターで、参院選比例代表で初当選した舩後靖彦氏(61)、木村英子(44)氏が、参院厚労委員会に所属することができるように、自民、公明両党に配慮を求めた。「最大会派、自民党・公明党の皆さま」と始め、「参議院厚生労働委員会のいすを1つ譲っていただけないでしょうか。なにとぞよろしくお願い申し上げます」と、つづった。

舩後氏は難病のALS患者で、木村氏も重度の障がいがある。参院の厚生労働委員会は文字通り、厚生労働政策について議論する委員会。山本氏は今回の参院選で、当事者の声を政策に反映させることを念頭に候補者を決めた経緯がある。障がいがある2人の声を国会の審議にも反映させて、政策に生かしていきたいとの思いがあるようだ。

参院厚労委員会は、参院に17ある常任委員会の1つ。先月閉会した通常国会の同委員会では、自民党議員が委員長を務め、所属議員は24人。自民は12人、公明は3人が所属している。