ディープインパクトを国内で唯一破ったハーツクライの手綱を取ったクリストフ・ルメール騎手(40)が7月31日、札幌競馬場で偉大な馬の死を悼んだ。「びっくりしました。日本の競馬にとって残念ですね。すごいきれいな走りで、天才ホース。特に瞬発力。その後はすごくいい父になりました。グレートスタリオン(種牡馬)」。

05年の有馬記念でルメール騎手は後方待機がスタイルだったハーツクライを先行させて、単勝1・3倍と断然人気のディープインパクトに半馬身差をつけて勝った。「大きな思い出ですね」と懐かしそう。ディープ産駒では、サトノダイヤモンド(16年菊花賞、有馬記念)などでG1を制している。