株式投資で30万円を1億円にした元サラリーマンのマル秘テクニックの第5弾です。今回は資金投入の時期についてです。

7月にスペインに行ってきました。真夏の日本と同じで毎日、40度近くの暑さで外を歩くのがつらかったです。旅行のベストシーズンではなかったですね。もう少し旅行の時期をずらせばよかったかなと思いました。

このベストシーズン、実は株式相場にもあるのですよ。日本の株式相場でのベストシーズンは<1>12月丸ごと約1カ月、<2>2月半ばから4月末までの約2カ月半、の2つです。理由はよくわからないけれど、この時期は株価が上昇しやすいのです。

私も含め、多くの個人投資家がこのベストシーズンを意識しています。とくに12月は上がりやすい。サンタクロースラリーや掉尾(とうび)の一振といった格言があるくらいです。理由としては、冬のボーナス資金による買いと、来年への期待があるからでしょうか。私は積極的に株を買うことが多いです。

ただ、1月になると急落すること多いので、それまでに余分な株は売却するなど、考えた方がよいでしょう。ベストシーズン以外で買いたい株があるときは、少し警戒モードです。私は買う金額を減らしたり、ダメそうならすぐ撤退したりなど、慎重に行くことが多いです。

株式の初心者、初級者の方は、まずはベストシーズンの時期に限定して売買してみるといいと思います。そこで慣れてきたらベストシーズン以外の時期でもチャレンジです。もちろんベストシーズン中でも、雨や大嵐がやってくることもあります。ただ確実ではないですが、他の時期よりもやりやすいはずです。

◆夕凪(ゆうなぎ) 1967年(昭42)、新潟県生まれ。電気通信大卒。大手IT企業に勤めながら04年に30万円から始めた投資資金で億超えを達成。12年に退職し、専業投資家の道を選ぶ。「イベント投資」の名付け親。ツイッターのアカウント「夕凪」で投資情報を随時更新中。著書に「スタバ株は1月に買え!」(東洋経済新報社)。