囲碁の最年少プロ、仲邑菫(なかむら・すみれ)初段(10)が4日、大阪市の日本棋院関西総本部で打たれた第39期女流本因坊戦の予選1回戦で佃亜紀子五段(47)に330手で白番5目半負けした。公式戦の連勝が「4」でストップした。通算成績は9勝5敗。

年齢差は37歳。対局は持ち時間各3時間。最後まで強気に攻めた仲邑は接戦を落とし、悔しそうに下を向いた。連勝ストップには「……」と無言だった。

佃は「秒読みに入っても(勝敗の行方が)ぜんぜん分からなかった」と振り返った。継続中の仲邑の国内男性棋士への5連勝について「私にはできないので、勝てるとは思っていなかった」と話した。

次戦へ向けて仲邑は「次は勝てるようにがんばります」と前を向いた。