将棋の第91期棋聖戦2次予選、藤井聡太七段(17)対阿部隆八段(52)戦が8日、関西将棋会館で行われた。藤井は1次予選を勝ち抜き、2期連続での2次予選進出となり、今回が2次予選の初戦。決勝トーナメント進出には阿部戦を含め、3連勝が必要となる。

振り駒の結果、藤井が先手に決まった。午前10時、お互いに深々と一礼し、対局を始めた。藤井は飛車先の歩を突いた。阿部も同じく、飛車先の歩を突いた。両者の対戦成績は藤井の1戦1勝。

持ち時間は各3時間。2次予選を勝ち抜くと、シード棋士を含む16人による決勝トーナメントが行われる。

現在、藤井は第69期王将戦挑戦者決定リーグで通算成績3勝1敗。4勝1敗で暫定単独トップに立つ広瀬章人竜王を追っている。14日に久保利明九段、同19日の最終戦で広瀬と対戦する。連勝すれば、タイトル挑戦確定となり、屋敷伸之九段が持つ最年少タイトル挑戦記録(17歳10カ月)を更新する。