囲碁の最年少プロ、仲邑菫(なかむら・すみれ)初段(10)が23日、大阪市の日本棋院関西総本部で打たれた第45期棋聖戦ファーストトーナメント予選準決勝で岩丸平六段(39)に敗れた。

黒番の岩丸が282手で10目半勝ち。これで仲邑は、20年は3連敗スタートとなった。通算成績は17勝10敗。

年齢差は29歳。対局は持ち時間各3時間。対局後、仲邑は終始無言で悔しさをにじませた。岩丸は「最後までいい勝負でした」と話した。