横浜市の崎陽軒が12日、ダイヤモンド・プリンセスに看板メニュー「シウマイ弁当」4000食を寄付したことが分かった。

内訳は乗客、乗員分3800食、支援活動をする医療スタッフ、自衛隊分200食。

シウマイ弁当は1食860円(税込み)で、しめて344万円の“太っ腹寄付”となった。

担当者は「不自由な状況の乗客、頑張っているスタッフを励ましたく、食品企業として何が出来るか考えました」と説明。東日本大震災の際、被災地に真空パック入りシウマイを送ったこともあるという。

船内では食事の際、米は出されていたが、3日に横浜・大黒ふ頭に入るまでは少なかった日本米を欲する乗客も少なくないという。ある乗客は「あんなに、おいしい弁当はない。早く食べたい」と心待ちにした。

9日には、ヤクルトが、乗客、乗員に向けて「ヤクルト400LT」を3万4300本、「クイックチャージ」1万80本を提供し、既に乗客に差し入れされている。各企業が、船への支援を続けている。