囲碁の最年少プロ、仲邑菫(なかむら・すみれ)初段(11)が5日、大阪市の日本棋院関西総本部で打たれた第46期名人戦予選Cで堀本満成四段(30)に敗れ、11歳の最初の対局を白星で飾れなかった。

プロ入りからの通算成績は21勝14敗。

持ち時間は各3時間。2日に11歳の誕生日を迎えた仲邑は気持ちも新たに対局に臨んだ。劣勢を跳ね返せなかった仲邑は悔しさからか、目をうるませた。

197手までで黒番中押し勝ちした堀本は「強いのは分かっていたので、負けるかもしれないという怖さがあった」と振り返った。

仲邑の次戦は12日、第69期王座戦予選Cで吉川一三段(29)。11歳初勝利を目指す。