安倍晋三首相は14日、新型コロナウイルス対策に関し、先月29日以来、2度目となる会見を開いた。

   ◇   ◇   ◇

前回の会見では、質問が続く中、進行役が質問5問&約35分で打ち切り、大きな批判が起きた。この日は約50分で、質問は12問。打ち切られそうになった時「おかしい」と怒号が記者から飛ぶと、会見は続行。進行役が「全員を指名したいが、あと2問で」と述べるなど、不誠実な会見との批判をかわすねらいもあったようだ。ただ、首相はこの日も文字が浮かぶプロンプターを見たり、手元の紙に目を落とす場面が目立った。立憲民主党の蓮舫参院幹事長はツイッターで「カメラ目線で国民に語りかけることが1度もなく、プロンプターしか見ていない」と指摘した。