欧州ではフランス政府が17日、15日間の外出制限を全土で開始し、パリのシャンゼリゼ通りからも人の姿が消えた。

外出が認められるのは、在宅勤務できない場合の職場への往復、生活必需品の買い物、通院、短時間の運動などだけで、外出する際は毎回、氏名などの個人情報と外出理由を記した内務省の「例外的移動証明書」を携帯しなければならない。違反すると135ユーロ(約1万6000円)の罰金で、10万人の警官が外出する人をチェックした。

イタリアでは17日、感染者が3526人増え、3万1506人になった。中国以外で3万人を超えたのは初めて。死者は345人増え、2503人になった。イタリア政府は個人の移動を制限しているが、感染拡大が続いている。