笑いの殿堂、大阪・なんばグランド花月(NGK)のシャッターは閉まり、敷地内にある飲食店なども営業を中止している。14日、同劇場の警備員が取材に応じた。
吉本興業は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3月2日から全国の直営劇場公演や主催イベントを中止。同6日からインターネットの配信を行っており、NGKからも配信していたが、緊急事態宣言の発令を受けて、4月8日に配信を停止していた。現在、公演は5月6日まで中止となっている。
NGK敷地内にあるラーメン店や喫茶店などは営業を自粛。周りの飲食店も休業しているところが目立ち、隣接するサウスロード千日前の人通りも少なかった。NGKの駐車場などで警備員として働く60代の男性は「人通りはここ4日はほどんどない。劇場を閉めてるし、車もない。YouTubeも中止なので人の出入りがない」と話した。
男性によると、劇場のシャッターが閉まったのは前週の土曜日くらいだという。「テナントとかはしばらくやってたけど、緊急事態宣言で一気に。1階の飲食店も何店舗かはやってた」と振り返っていた。
周辺の飲食店などが休業することに「よく言えば、国が求める状態」と話しつつ「人通りは6割くらい減ってる。目的がだんだんなくなってる状態やと思う」と語った。警備員としては「普段は吉本の警備。でも守る場所が減ってきている」とも。別の男性警備員も「人通りは8割減ってる感じ。出待ちもないし。劇場のシャッターは5月6日まで閉まる」と話していた。
NGK近くにある千日前道具屋筋商店街で、工芸品を扱う店を営む男性は「芸人さんはちょこちょこ見てたけど、今はそれもない」と人通りの変化を口にした。【星名希実】

