「第2回LINEマンガ大賞」受賞作品が20日、公式サイトで発表され、青見座布団氏の「不器用な目で、君を見つめる。」が大賞を受賞した。

同賞はプロ・アマ、ジャンル、縦読み横読み形式などの全てが不問。本気で時代を変える「最高のマンガ」のためならなんでもありのマンガ賞。第2回となる今回は、昨年の約2倍となる全13の賞が用意され、規模が拡大された。大賞には賞金300万円とLINEマンガ連載権などが贈られる。

大賞受賞作は、生まれながら容姿にコンプレックスを抱く猪本サキに恋をした主人公・相川正男が、彼女を幸せにするために日々奮闘する様を描いた物語。全ページiPadのみで描かれているのが特徴だ。青見氏は高校時代にマンガ家の夢を諦めたが、約1年前に再発起。マンガ賞への応募は今回が初めてで、初受賞が大賞となった。

青見氏は「絶対に大賞が欲しいと意気込んで応募したものの、自分の作品を選んでいただけるとはやはり思えず、結果のご連絡を受けた時は気持ちが“無”でした。改めて今、とてもうれしいです。連載権を獲得できたからには、人に楽しみにしてもらえるマンガを目指し、作ります!」とコメントを寄せた。

◆第2回LINEマンガ大賞 

【大賞】「不器用な目で、君を見つめる。」(青見座布団)

【恋愛部門・最優秀賞】「ラブミーテンダーにさようなら」(明生チナミ)

【青春部門・優秀賞】「常雨今日子から目を離すな」(山崎ヨウ)

※SF・ファンタジー部門、ホラー・サスペンス部門、縦読み・カラー部門の最優秀賞、優秀賞、青春部門の最優秀賞、恋愛部門の優秀賞は該当作品無し

【インディーズ賞】『「笑顔」の理由』(綾瀬のあ)、「forest」(御前れいじ)

【優秀新人賞】「あかいろのきみ」(佐藤トミー)、「うちの可愛い家政夫さん」(紀ノ目)、「君に酔ってもいいですか」(綾月もか)、「そしてまた夏がくる」(てとらぽっとごりら)、「かわいそうなぼくのばら」(みこと咲)、「仲良くしテケ!テケ山さん」(日高あおは)、「呪いにかけられて」(映生)、「CODA~手話が嫌いだった私が手話通訳士になった理由~」(青柳@Jackpotarts)、「花嫁御寮はぬらりひょん!」(M■10)

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