東京都の小池百合子知事(67)は21日、都の新型コロナウイルス感染症対策補正予算等審査特別委員会で、緊急事態宣言発令以降の週末に、吉祥寺や戸越銀座などで過密状態が続いている状況について、「まさしく3密の状態が発生している」との認識を示した。

「商店街の大多数の店舗は社会生活に必要なものとして、法令上、休業要請対象とはならなかった」とした上で「みんな行っているならいいのだろう、ということになっているのは残念」と話した。都としての対応については「まず、外出自粛や他人との接触機会を減らすように呼び掛けていきます。都として、(店舗に対して)どのような支援を行うか検討していきます」とした。

また、休業要請対象となっているパチンコ店について、いまだ一部の店舗が営業し続けている現状についても言及。「休業要請に応じない一部の店舗について、西村(康稔)経済再生大臣に店名公表などを要請したところ『検討します』と伺っている。都として、営業実態を把握して、個別に店舗に休業要請するなど、強い要請を行っていく」とし、より強い措置を取る意向を示した。