千葉県の房総半島周辺の8市1町(館山市、木更津市、市原市、鴨川市、君津市、富津市、袖ケ浦市、南房総市、鋸南町)の首長が合同で22日、ゴールデンウイーク期間中の人の移動を最小化するための来訪自粛を、ユーチューブによる動画で呼び掛けた。

登場したのは、館山市の金丸謙一市長ら9人。「都市部からの人の移動などによりクラスターが各地で発生し、感染拡大の傾向が見られることから、地域の流行を抑制しなければなりません」「当地域へのご来訪や帰省については、可能な限りお控えいただくよう御願い申し上げます」などと、メッセージを約3分にわたり、順番に伝えている。各地方自治体ではなく合同で行うのは、県内はおろか、全国的にも珍しい。

この地域には観光資源が多い。これから潮干狩りや釣り、キャンプ、水族館、アウトレットモールでの買い物、味覚狩りなどで大型連休には例年、多くの観光客でにぎわう。帰省客もおり、車で市をまたいで動くケースも目立つ。