昨年秋、北海道の牧場で有名馬のたてがみの一部が相次いで切断された事件に関連し、「タイキシャトル」を飼育する「ヴェルサイユファーム」(日高町)は3日、ツイッターで、器物損壊の疑いで逮捕された女性と、同容疑で書類送検された夫が不起訴処分となったことを受けて、検察審査会に審査申し立てを行う考えを明らかにした。

「世間の声として集まった署名を審査会に提出致します」とした上で「再犯・模倣犯を無くす為、動物への傷害事件を防ぐ為、動きます」とつづり、署名などへの協力を呼び掛けている。

タイキシャトルのたてがみが切られたとして、女性が逮捕されたのは今年3月。その後、93年の日本ダービーで勝利した「ウイニングチケット」など3頭についても同様の行為をしたとして、器物損壊容疑で書類送検されるなどしていた。先月28日、札幌地検が不起訴処分とした。

タイキシャトルは99年に、競馬の殿堂入りを果たした名馬。