東京都の小池百合子知事が5日、会見を開き、緊急事態宣言の延長に伴い、都立学校の休校と施設等の休業要請を今月末まで継続すると発表した。

7日以降の休業要請に応じた事業者には、改めて協力金を支給する。

小池氏は冒頭「4月7日に緊急事態宣言が発出してから約1カ月になる。医療従事者、生活必需品を供給されている皆様に改めて感謝を申し上げ、これからも負担を減らすためにして行かなくてはならない」とあいさつ。

国の緊急事態宣言の延長を受け「都の緊急事態措置を5月31日まで継続する。都立学校も31日まで休業を決定した。都民の皆様には外出自粛の徹底をお願いする。買い物などには引き続き制限はないが、外出の際は3密を避けて欲しい」と呼びかけた。

事業者には「出勤者数の減少を引きつづき、お願いしたい」。複数の人が参加するイベントには「引き続き開催の自粛をお願いします」。見えざる敵との戦いは「長きにわたることが見込まれる」と話した。

新規感染者数が高水準の段階で措置を緩めると、これまでの努力が無駄になると話した。

緊急事態措置を緩和できるように「個々で本当に、ウイルスに勝ち抜く期間にしたい。東京は今、疲弊してしまっている。1日でも早く、東京の健康、皆様の健康を取り戻したい」と話した。