東京都知事選挙立候補者で、立憲民主、共産、社民が支援する元日弁連会長の宇都宮健児氏(73)は29日、王子駅前で街頭演説を行った。まずは、小池都知事のコロナ対策を批判。「東京アラートをなぜ解除したのか、サッパリ分かりません。対策がしっかりやれたのか検証が必要」と切り出した。

合わせて、都内の事業者への補償も徹底すべきだとの持論を展開。「予算と道路計画を見直して、全事業者に月30万円を6カ月間支援する。学生の支援は1人10万円。シングルマザーには1世帯20万円を支給する。経済効率重視より、国民の命や暮らし、人権を守るということが選挙で問われている」と強調した。

応援に駆けつけた立憲民主の長妻昭衆院議員(60)も、「国に物を言う都知事が必要」と、宇都宮氏への支持を訴えていた。

 

18日に告示された東京都知事選(7月5日投開票)に立候補の届け出をした候補者は22人。立候補者は以下の通り。

れいわ新選組代表の山本太郎氏(45)、現職の小池百合子氏(67)、幸福実現党広報本部長の七海ひろこ氏(35)、元日弁連会長の宇都宮健児氏(73)、政治団体代表の桜井誠氏(48)、介護職員の込山洋氏(46)、元熊本県副知事の小野泰輔氏(46)、先物トレーダーの竹本秀之氏(64)、歌手の西本誠氏(33)、会社社長の関口安弘氏(68)、NPO法人代表の押越清悦氏(61)、音楽家の服部修氏(46=NHKから国民を守る党推薦)、NHKから国民を守る党党首の立花孝志氏(52=N国推薦)、マネジメント業の斉藤健一郎氏(39=N推)、自営業の後藤輝樹氏(37)、作家の沢紫臣氏(44)、イベントプロデューサーの市川浩司氏(58)、フリージャーナリストの石井均氏(55)、薬剤師の長沢育弘氏(34)、元会社員の牛尾和恵氏(33)政治団体代表の平塚正幸氏(38)、元派遣社員の内藤久遠氏(63)。