東京都で28日、新型コロナウイルスの感染者が新たに266人確認された。

小池百合子知事が退庁時、報道陣の取材に応じ、明かした。20日連続で100人を超えた。

小池氏によると、この日新たに重症者が2人増え、計21人となった。死亡者はいなかったという。これまでの傾向と変わらず、「やはり20代~30代で63%、168人を占めている」。その一方で40代が29人、50代が36人確認されており、年代層の広がりも指摘した。

都は、軽症者や無症状者を対象とした宿泊療養施設を月内に新たに3つ開設し、2000室弱を確保する方針だ。小池氏は「公募もした際に、他にもいくつも手を挙げていただいた。引き続き準備に入らせていただきます」と、今後も確保に向け準備を進めるとした。

世間一般では、夏休みシーズンとなるが、不要不急の外出について「陽性者が増えていることも事実であるので、感染しない、させないということを徹底していく。そういう時期だと思うので、皆さんにはご協力をお願いしたい」と、先日の4連休と同じく、不要不急の外出自粛をお願いする考えを示した。

その上で旅行を避けるべきかと問われると、「できるだけ、各地というか、外出についてお控えいただいて、(外での食事の際は)ステッカーを目印に、安全なお店を選んでいただきたい」と、話した。