フジテレビ系恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に出演したプロレスラー木村花さんがSNS上で誹謗(ひぼう)中傷を受けた後に死去した問題で、母親で元プロレスラー木村響子さん(43)が6日、自民党本部で行われたデジタル社会推進特別委員会インターネット上の誹謗(ひぼう)中傷・人権侵害等の対策プロジェクトチーム(座長・三原じゅん子参院議員)のヒアリングに出席した。

響子さんは「花がなぜ私たちから奪われてしまったのか、明確にしないといけない。人前でお話できる心境ではありませんが、現役時代のメークと髪形をして、気持ちを強く切り替えてきました」と明かした。

会合で、響子さんはツイッター社は海外にあり、追求が難しい状況など、公開開示で法律の壁やいろいろなハードルがあると説明。SNS教育におけるモラルとルールの徹底を訴えた。「誹謗中傷はされた人にしか分からない苦しみがあるし、残された私たちにしか分からない苦しみもある。他人ごとと思わないで」と、呼び掛けた。