将棋の豊島将之名人(30)に渡辺明2冠(36)が挑戦する第78期名人戦7番勝負の第6局の1日目が14日、大阪市の関西将棋会館で指された。

対戦成績3勝2敗で悲願の初名人に王手をかけている渡辺か、初防衛を目指す豊島がかど番を回避し、第7局に持ち込むか。大詰めの大一番の戦型は矢倉。午後6時30分すぎ、後手の豊島が66手目を封じて1日目を終えた。持ち時間各9時間のうち消費時間は豊島が3時間16分、渡辺が4時間44分。2日目は15日午前9時に再開し、夜には決着する見込み。