立憲民主党の枝野幸男代表(56)は21日、大阪市内で同党副代表の辻元清美衆議院議員(60)とともに街頭演説し、政令指定都市の大阪市を廃止し特別区を設置する「大阪都構想」(11月1日投開票予定)に反対の声を上げた。

「大阪市廃止にNO!」をテーマに掲げた街頭演説。旧国民民主党などと合流して以降、初の大阪入りした枝野氏は「大阪市、大阪府がどうなるか、これはみなさんが決めること。よそ者がよけいなことを口出ししてはいけない。でも、政令指定都市は都市がうまく回っていくためのものです。歴史と伝統のある大阪市で、なぜなくすのか?」と訴えた。

マイクを握った辻元氏は「政令指定都市の権限、財源をすべて捨ててしまうのが大阪都構想。大阪市民にとって得することは何もない。ほんまです。損します」と辻元節をさく裂させた。

枝野氏は「住民投票の前後に衆議院選挙があるかもしれない。立ち上がったばかりの政党ですが、この国を、この大阪をしっかりと前に進めていきたい」と強調した。