大阪府の吉村洋文知事(45)は18日、大阪府庁で定例会見を行った。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、最も警戒のレベルの高い「大阪モデル」の赤信号について、基準に達しなくても点灯させることを視野に入れていることを明かした。

府の独自基準「大阪モデル」では重症者の病床使用率が70%に達した場合、「非常事態」を示す赤信号が点灯する。吉村知事は「速い速度で病床使用率が70%近くになるのであれば、70%手前でも赤信号を出し、警戒度を上げていく」と強い危機感を示した。

また東京都の新型コロナウイルスの新たな感染者が過去最多の493人が確認されたことに「全国的な拡大傾向を見ながら、大阪も判断していきたい」と話した。20日に府の新型コロナウイルス対策本部会議を開く予定。