年末の風物詩「現代用語の基礎知識選 2020ユーキャン新語・流行語大賞」が1日発表され、「3密」に決定した。トップ10は「愛の不時着」、「あつ森(あつまれ どうぶつの森)」、「アベノマスク」、「アマビエ」、「オンライン○○」、「鬼滅(きめつ)の刃」、「GoTo キャンペーン」、「リモート」、「ソロキャンプ」、「フワちゃん」となった。

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▽受賞語 あつ森(あつまれどうぶつの森)

▽受賞者 任天堂株式会社あつまれどうぶつの森開発チーム

▽受賞理由 無人島を舞台にスローライフを楽しめるゲーム『あつまれどうぶつの森』は、どうぶつの森シリーズの第7作目として3月に発売された。発売されると同時にシリーズ自体の人気に加え、新型コロナウイルスの感染拡大による、巣ごもり需要もあり、“おうち時間”を充実させる娯楽として、世界的に注目、大ヒットとなった。自分のオリジナルデザインで島を飾ることのできる「マイデザイン」の機能は、米大統領選で、若者有権者にバーチャルにアピールできる場所として、選挙活動にも活用された(日本では規約により政治活動はできなかった。その後、同規約はアメリカを含む全世界共通となった)。また、日本相撲協会も若い世代に少しでも大相撲に触れる機会をもって欲しいと活用。東京消防庁、美術館とのコラボなどいろいろな企画が出現。「何もないからなんでもできる」のキャッチフレーズの通り、何もない場所で自分の世界を一から作り上げるという、今までになかった選択の自由がもたらされた。これまでにないゲームの登場であった。