今年の世相を反映する「現代用語の基礎知識選 2020ユーキャン新語・流行語大賞」が1日、都内で発表された。

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府が国内の全世帯に対し、2枚ずつ布マスクを配布した「アベノマスク」がトップ10入りした。

ハートマスクプロジェクトを立ち上げ、病院、福祉施設に1万5000枚以上のマスクを寄付した「サラダボウル」の小松由美さんが登壇した。

小松さんは「皆さまの温かいお心をマスクに乗せておつなぎできましたこと大変うれしく思っております」と述べた。

アベノマスクは「サイズが小さい」「なかなか届かない」ともやゆされた。不具合や汚れが見つかり、配送にも余分な費用がかかった。そんな中、「アベノマスクと当店のマスクを交換します」と呼び掛けた、薬局や動画サイトにマスクのリメーク動画を投稿した、ファッションデザイナーの再生回数が、80万回以上になるなど、「アベノマスク」は政府の想定とは異なる形で有効活用が広がった。