東京五輪・パラリンピック組織委員会会長に就任した橋本聖子前五輪相(56)の後任に起用された丸川珠代氏(50)が19日、就任後初の閣議後会見を行った。

「いろいろこれまでのことを振り返り、本当に身の引き締まる思いです」とあらためて意気込んだ。

18日夜、“犬猿の仲”とされる東京都の小池百合子知事(68)と電話で話したと明かした。「『一緒に頑張りましょう』と言っていただいて。私からしっかりお支えしますと申し上げました」。丸川氏から電話をかけたという。「何度かかけたり、かからなかったり」などと、多少時間がかかったことも明かした。同日夜の就任会見でも「小池知事との連携は非常に重要」と、協力していくと話していた。また、IOC(国際オリンピック委員会)トーマス・バッハ会長に対しては「まだこれからです」と、電話会談などは行っていないとした。

橋本新会長に対しても「理事会で受諾された際、大変意欲にあふれておられて『一度、組織委の外に出たからこそ分かることがある。それをしっかりやっていきたい』と。全力でお支えしたいと思います」とサポートを約束した。

丸川氏は16年8月から1年間、五輪相を務めており、再登板となる。前任の橋本氏同様、男女共同参画、女性活躍も担当する。