自民党の宮城県第五選挙区支部は14日、石巻市内で行われた会合で、元タレントの森下千里氏(39)を同区支部長に選任し、森下氏を次期衆院選に擁立することを決めた。27日の県連総務会の承認を経て、党本部に正式申請する。森下氏は会見で「期待に応えられるよう精いっぱい頑張りたい」と語った。

自民党県連は次期衆院選宮城5区に元衆院議員の勝沼栄明氏(46)の擁立を予定していたが、勝沼氏は任期満了に伴う宮城・石巻市長選(4月25日投開票)への出馬を決めたため、代替候補の選出が急務だった。宮城5区の現職は立憲民主党の安住淳国対委員長で、次期衆院選に出馬を予定している。

森下氏は1981年、名古屋市出身。レースクイーンを経て、タレントとしてバラエティー番組などに出演していたが、19年に所属事務所との契約を解消し、芸能界を引退した。