小泉進次郎環境相は16日の閣議後会見で、18日から3回にわたり「Z世代」と呼ばれる若者たちと政策議論の機会を持つと明らかにした。

環境省の法案の説明や取り組みなどについて、意見交換するとしている。

会議には13団体から若者たちが参加。初回は、先日閣議決定された「プラスチック資源循環促進法案」などがテーマとなる。この法案が成立した後には、現在コンビニで無料配布されているプラスチック製スプーンなどが有料化される見通しだ。プラスチックごみ削減対策の一環だが、若者世代を含めて賛否両論、話題になっている。

進次郎氏は「スプーンの問題もずいぶん盛り上がっている。(若者は)何に関心があるのか聞きたい」とした上で「スプーンの問題はあくまで法律成立後の話だ。まずは法律全体の話をして、法律全体を理解してもらいたい。サーキュラーエコノミー(循環型経済)について知って欲しい」と強調。「環境省のカスタマーは将来世代(の若者)だ。共有するところは共有し、いっしょに取り組みたい」と述べた。

第3回は福島県の復興に関する意見交換を行う。若者から寄せられた提言の中から、いいものは環境省の政策に積極的に取り入れることも検討している。