ZOZO創業者でスタートトゥデイ代表取締役の前澤友作氏(45)と元「2ちゃんねる」管理人として知られる「ひろゆき」こと西村博之氏(44)の間で、児童養護施設にパソコンを寄付する企画をめぐる言い分が食い違っている。

かねてよりツイッターを通して「お金配り」企画を実施している前澤氏が今年2月、協力者を募集したところ、西村氏が「これって、おいらが500万円出すと、前澤さんも500万円出してくれるの?それだったら、参加するー」と賛同した。しかし、西村氏は3月5日、「PCを児童養護施設に寄付する件ですが、前澤さんの事務所から見送りの連絡がありました。理由は前澤さんから発表されると思いますー」とツイッターで伝えた。

前澤氏は15日、「お金贈り事務局より西村様宛に送ったメールの内容です」とメールの文面を公開した。メールでは、「お金を当選者様にお贈りして、その使途については当選者様にお任せする」と企画趣旨をあらためて説明した上で、「今回の西村様からのご提案は、『PC』というあらかじめ決められたモノをお贈りする形態となり、当方の『お金贈り』企画の趣旨とは異なるため、大変残念ながら今回は見送らせていただくこととしました」とつづられている。前澤氏は「児童養護施設にPCを贈る、というお考え自体は素晴らしいことだと思います」と補足した。

しかし、前澤氏のツイートを受けて、西村氏が反論。「会議のやりとりを書いときます」として、「前澤さんスタッフ『児童養護施設の数が700しかないので、施設に限定するとフォロワーが増えないので、限定したくない。』おいら『お金を配るとPC買わなかったり、間違ったスペックを買うので、PCを配る方がいい』スタッフ『お金を配る方が応募が増えます』」と会議の内容を明かした。さらに西村氏は、主催側でメーカーに一括発注をかけたほうがスペックの高いパソコンを効率的に寄付できると説明したことも明かしている。

前澤氏が「スタッフに確認取りましたが『限定するとフォロワーが増えない』や『お金を配る方が応募が増える』とは一切言っていないとのこと」と主張する一方で、西村氏は「Zoomは前澤さん側で準備して頂いたので、会議の録画を出してもらえばスッキリすると思いますー」と指摘。両者の言い分が食い違う状況となっている。