横浜市戸塚区のアパートから姿を消したアミメニシキヘビ(全長約3・5メートル、重量約13キロ)の捜索は18日、警察、消防、横浜市動物愛護センターの職員など約20人で行われたが、発見には至らなかった。

いまだ、目撃情報や痕跡が見つかっていない状況に、近くに住む住民からはある疑問の声が上がった。

ヘビの行方が分からなくなってから13日目となった。20代の男子大学生は「3・5メートルのヘビの目撃情報すらないのが不思議です。誰かに盗まれた可能性が高いと思う」と疑問を呈した。30代の女性は「道にいたヘビを車で盗んだのかな。誰かが飼っているならもう出てこない」と話した。

警察は飼い主の自宅周辺約100~300メートルの範囲を中心に捜査を進めている。戸塚警察署は盗難の可能性について「ヘビが盗まれたことを完全に否定し、または完全に肯定する確固たる証拠がない」とし、「可能性がないとは言い切れません」とコメントした。

動物愛護法で定められている特定動物は、愛玩目的のために新規で飼養することが禁止され、個人的な売買も認められない。保管や飼養も難しく、爬虫(はちゅう)類の専門家は、「盗難の可能性は低いと思う」と分析する。