東京、埼玉、千葉、神奈川、1都3県の知事は21日、連名で「都民・県民の皆様へ」と題し、新型コロナウイルス感染防止対策のさらなる徹底を呼びかける共同メッセージを発信した。

東京都の緊急事態宣言は解除されたが、1都3県の多くの地域では「まん延防止等重点措置」が継続されている。変異株の脅威、街中の人出増加など、依然として感染リスクと隣り合わせであることを警告。「これまでもこれからも皆さまの行動が感染防止の大きな力に」と訴えかけた。

東京都の「2人以内、90分間」など、各都県がそれぞれ定めた措置内容で、飲食店等の酒類提供が一部緩和された。「外での食事やお酒は各自治体のルールを守っているお店で。決して“宴会の解禁”ではありません」「飲食店ではカラオケ設備の利用も控えましょう」「店内でも店外でもマスクの着用を」「経営者の方は職場の感染防止対策を徹底」「出勤者数の7割削減を目標に、テレワーク、時差出勤、早期就業の推進を」。5項目を挙げて、お願いした。

医療従事者や、65歳以上の高齢者の優先接種を皮切りに、この日からは企業や大学などの職域接種も本格的に開始された。「ワクチン接種後も感染防止対策の継続を」と念押しした。