実業家の堀江貴文氏(48)が創業した宇宙ベンチャー「インターステラテクノロジズ」とアダルトグッズでおなじみの「TENGA」が共同で進めていた「TENGAロケット」の機体が完成し、30日、公開された。

「愛と自由とTENGA」と書かれた赤い機体は全長10・1メートル。搭載されたTENGAロボが高度100キロの宇宙空間で放出され、海上での回収を目指す。成功すれば、国内民間としては初めての宇宙空間へのペイロード(荷物)放出・回収になる。「TENGA」は国際宇宙ステーションやNASAなどで使われることを目指し、使用後に洗浄することが不要で「小型で使用感が高い」(松本光一社長)“宇宙用TENGA”の開発を進めており、その計測実験も行う。

堀江氏は「低予算での宇宙空間での実験、エンタメへの活用の扉を開き、ロケットの活用方法が広がる。宇宙用TENGAの開発にも貢献できたら」と話した。打ち上げは今夏の予定で、放出の模様は機内カメラで中継を予定している。