脳科学者の茂木健一郎氏が、2008年のノーベル物理学賞を受賞した京都大名誉教授、名古屋大特別教授の益川敏英(ますかわ・としひで)さんの訃報を受け、「偉大な先生でした。信じられないくらいユニークで、温かいお人柄でした」と悼んだ。

茂木氏は29日、ツイッターで「益川敏英先生の訃報に接し、深い悲しみとともに心からご冥福をお祈りいたします」と追悼。「親しくお話させていただく機会があったこと、ずっと心に刻んでおります。益川先生が、学生の頃、意識の問題に興味を持たれていたとうかがったことは強く印象付けられました。偉大な先生でした。ありがとうございました」と感謝の言葉をつづった。

また、YouTubeチャンネルにアップした動画でも益川さんの思い出などを語り、「偉大な先生でした。信じられないくらいユニークで、温かいお人柄でした」とした。

益川さんは23日、上顎歯肉がんのため京都市の自宅で死去した。81歳だった。