マーケティングアナリストで信州大学特任教授の原田曜平氏(44)が、新型コロナウイルスワクチン接種後に入院し、要介護認定を受けた80代の父が腰を負傷して動けない状態で救急搬送されるも、2つの病院から受け入れを拒否されたことについて、「日本の医療の責任の所在を問いたい」と問題提起した。

原田氏によれば、父は5月にワクチン接種を受けた後、40度近い高熱が出て体の一部が腫れ上がるなどの症状に見舞われたことから救急搬送され、約3カ月の入院治療を経て今月7日に退院した。

しかし9日に自宅で転倒して腰を負傷し、再び救急搬送されたと、母から連絡を受けたという。その後ツイッターで、「結局、骨にひびなどは入っておらず、入院させてもらえず、つえをついて抱えられて帰宅した模様。その後、全く動けず、起き上がれず、ご飯も食べられないそう。困った」としていたが、11日には「ずっと全く身動きがとれず、食べ物も食べられず、本日、結局、かなり遠くの病院を探し入院しました(近くの病院は病床が空いていない)」と報告し、「コロナ患者が増え、一般医療に制限がかかっている状況って、やっぱり国民の健康と安全が守られている状況とはとても言えないのでは」と疑問を投げかけていた。

そして16日に「二つの病院から大したことないと追い出され、結局心ある遠くの病院のMRIで父は圧迫骨折していたことが判明」とツイート。「追い出された二つの病院の善意に疑問を感じるとともに、コロナの患者も病院に入れない人が多く、骨折した老人も病院から追い出される日本の医療の責任の所在を問いたい」と訴えた。