共産党の志位和夫委員長は17日、ツイッターを更新し、TBS系情報番組「ひるおび!」の同日の放送で、八代英輝弁護士が共産党についての発言をあらためて謝罪したことを受け、「謝罪したものと受け止めます」とする見解を掲載した。

志位氏は「『ひるおび』で八代氏が発言」と前置きして、「私の発言『共産党は暴力的な革命を、党の要綱として廃止してない』について多くの批判を頂いた。現在の共産党の党綱領には、そのような記載は存しません。私の発言により多大なご迷惑をおかけしたことを深くお詫び申し上げます」と、八代氏のこの日の番組での発言を掲載。「謝罪・訂正したものと受け止めます」と見解を示した。

八代氏は10日の放送で衆院選での野党共闘の話題を取り上げた際に、「志位委員長がつい最近、『敵の出方』という言い方をやめようとは言ってましたが、共産党は『暴力的な革命』というのを、党の要綱として廃止してませんから。よくそういうところと組もうという話になるな、と個人的には思います」と言及。13日の放送で「先週の私の発言ですが、私の認識は閣議決定された政府見解に基づいたものでした。一方、日本共産党はたびたび否定されていることも申し上げるべきでした。申し訳ありませんでした」と頭を下げ「テレビで発言する者として、今後はより正確にバランスに配慮し、言葉に責任を持っていきたいと思います」と1度謝罪していた。

ただ志位氏は13日の段階では、「コメンテーターの発言は『暴力的な革命を党の要綱として廃止していない』という虚偽発言への撤回・謝罪になっていない」との見解を示していた。