東京・上野動物園は5日、双子のジャイアントパンダの近況を報告した。生後100日を超え、体重は雄が6000グラム、雌が6050グラム(ともに5日=104日齢時点)にまで成長した。体長は雄が59・5センチ、雌が60・5センチ(ともに1日=100日齢時点)。歯もさらに生えてきて、雄は8本、雌は12本になった。

起きている時は動きも活発になり、この日公開された動画では、2頭が元気にじゃれ合う様子もみられた。同園は一般公開に向けて、日中はラジオを流して、人の声や物音に慣れさせる練習を続けている。

母親シンシンは、9月30日に出産後初めて体重測定した。体重は124・8キロで、出産前と比べて大きな変動はなかった。「休息時や採食時に子どもから離れる時間が増えているが、体をなめたり授乳したりするなど、落ち着いた様子で世話をしている」(同園)という。

リーリーやシャンシャンも健康状態は良好。同園はシンシンが子育てに専念できるよう、西園「パンダのもり」におけるリーリーの展示を中止していたが、母子が落ち着いてきたため、5日からリーリーの展示を再開した。