れいわ新選組の山本太郎代表(46)が13日、東京・新宿駅西口で街頭演説を行い、衆院選で出馬する選挙区選定への進捗(しんちょく)状況について「どこから出るかということは、今、決まられません。いくつかありますけれど、まだ言えません。実際には決まっていません」と明言しなかった。東京8区から出馬意向表明後、立憲民主党公認予定候補者の支持者らから不満の声があがり、11日に撤回。小選挙区での出馬の意思には「やる気満々です」と語気を強めたが、「最悪は締め切りギリギリになってしまうかもしれない」と語った。

集まった記者には「どこか、お薦めの選挙区ありますか?」と逆質問し、けむに巻いた。萩生田光一経産相が現職の東京24区など都内の複数選挙区について問われたが、1つ1つ選択しない理由を説明。大阪など関西圏の選挙区については「東京にいさせてください」と難色を示した。

党代表としては政権公約を「れいわニューディール」と称し「2本柱。1つはコロナ緊急対策、もう1つは景気爆上げ大作戦」と発表。将来的な消費税廃止を目指し「まずは消費税5%」と訴えた。【鎌田直秀】