爆笑問題太田光(56)が31日、TBS系選挙特番「選挙の日2021 太田光と問う!私たちのミライ」(午後7時57分)に生出演。神奈川13区で落選危機が伝えられる自民党甘利幹事長をやり込めた。

スペシャルMCを務める太田は、甘利氏と中継を結ぶと「ごぶさたしてます、太田です」と笑顔。沈んだトーンの甘利氏に「お元気そうじゃないですね。何かあったんですか?」といじわるく突っ込んだ。

劣勢の状況に太田が「自民党的にも幹事長ですから責任問題ですよね」「甘利さん戦犯ですよ」と厳しい口調で迫ると、甘利氏は「責任感じてます。思い描いていたプランは8合目までできたけど、その思いが選挙区に伝わらなかった。力不足です」などと述べた。

現金授受など「政治とカネ」の問題について「私自身は関与していない」と答える甘利氏を「今まで通りの『秘書がやりました』と同じいい訳」とぶったぎりつつ、「TPPでハードな交渉をやった人が、自分の事務所の金の出し入れすらできなかった。こんな人に経済再生なんて任せられるのか。この人仕事できないんじゃないかって。甘利さんの政治家としての資質にがっかりした」と言い放った。

甘利氏は敗北した場合の進退を問われると、「総裁に身柄を預けなくちゃいけないと思ってます」と神妙な面持ち。翌日辞表を出すかとの質問には「まず私自身の議席があるかどうか分からない」と濁した。

また太田から「勝ったとしても総裁に任せる? 総裁がOKしたら身を引かないということですか」と聞かれると、「そういう状況になってからしっかり相談したい。そういうことを聞く番組ですか、これは」とタジタジだった。

元気のない甘利氏に対し、太田は「今、相当ショックな状態だと思います。いろいろ考えてください。ご愁傷さまでした。あははは」と辛口で締めくくった。