激戦の東京8区で石原伸晃元幹事長を撃破した立憲民主党の新人吉田晴美氏は支持者とグータッチを繰り返した。最終的に野党統一候補として戦えたことに「この東京8区で出馬を取り下げられた日本共産党さん、れいわ新撰組さん、心からの敬意と感謝を申し上げます」と頭を下げた。

公示前の8日に、れいわ新撰組の山本太郎代表が出馬を表明したが、立憲民主党などとの最終調整に至っておらず、山本氏は撤退して比例代表東京ブロックで出馬するドタバタ劇があった。その後の調整で共産党候補も、立候補を見送り、野党共闘が成立した。

前回2017年の衆院選では健闘したものの、約2万3000票で石原氏に敗れた。今回は候補者一本化による追い風を生かし、11選を目指した石原氏にリベンジを果たした。吉田氏は「ここからがスタート。大きな期待に応える働きをしなければと思います」と意欲を示した。